国境なき古本屋 ブック・エデン「book-EDEN」 の BLOG

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| 2006.11.30 Thursday | | - | - |
■新企画・国境を越えた古本屋巡り・第3弾:アムステルダム・ヨルダン川地区
世界に鳴り響く「国境なき古本屋」をめざしている。にもかかわらず、なかなか紹介をしない。本気でやるつもりがあるのか、と言われそうなので本企画を練り上げた、その第3弾はオランダにいく。
ブック・エデン店主は、以前の仕事の性質から海外へはしょっちゅう行っていたが、それほど古本屋周りをしたわけではない。つくづく惜しい!もったいないことをした、と「親が亡くなってようやく親を感じた」時とおんなじ感覚を今、覚えている。

ある時、店主はアムステルダムにいた。相手先は休日で誰も呼び出すわけにはいかない、これは常の店主の心得で、いつどこにいようとも、相手をおもんばかる心根なのだ。
そこであまりしたことのない「観光」にふらふらと出かけたのだ。
一度は見ておきたかったのが、かの「アンネ・フランク」が隠れていた、という館である。

www.erratum.gr.jp/ishikawa/imag/DSC00009-s.jpg


涙もろいので、TVの番組でもマンガででもすぐに、ほろっときてしまう店主は、あの急な階段を見ただけで、ぐすんとなってきた。
後はそそくさと見て回ったが、実に巧妙なつくりの中によく数年間もいたものだ、と感心するとともに、どこにでも名も知れず、そういうすこぶる恐ろしいに違いない行為を助ける人間がいる、そして必ずそれをちくる、やらしくさもしい奴がいるものだ、と思い知らされた。

そうこうするうちに、極度の方向音痴の店主はあてどなく歩くうちにぶつかったのが、今回ご紹介する、うすぐらあい古本屋街なのである。
古本屋、というのは「木」「紙」でできた造りでもいいのだろう、ヨーロッパのそれはまさに>「古書店」なのだ。がっしりした石造りの館のような店があちこちに並び、わくわくしながら回った。

持ちきれないほどの本を久しぶりに海外で買い、いたるところで握手を交わし、店主の本意ではない、「男同士のキス」をひげ面のほおに、2回もし合いながらその街を後にしたのは暮れかかる黄昏時であった。

あの街に行ったら、また行きたいな、と思う、そんな古本屋街がその川を巡る一区画にあったのだ。なぜそこまで思いを入れられるか、恐らくその古本屋街には、多くの古代オリエントの本があり、古本屋自体が古代オリエント時代から生きているかのように思わせる店構えであったからだ。むろん先の大戦で放逐されたに違いない彼等は、その後に来たものに違いないが。

そろそろ、>秋の企画―国境を越えた古本屋巡りを実行したいと思う。ぜひ、ご参加を!
>店主・生橋竜馬
| 2006.09.16 Saturday | 13:23 | comments(0) | trackbacks(1) |
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| 2006.11.30 Thursday | 13:23 | - | - |









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